街亭の戦い(26)- 横山光輝・漫画 三国志から学ぶ人生訓

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名著・漫画・横山光輝の三国志を読んで、その人物や出来事から個人的に得た人生訓を書いています。

街亭の戦い(あらすじ)

魏は曹真を大都督として、蜀にあたりますが、力の差は歴然で敗れます。

曹真は西羌(せいきょう)の鉄車隊に援助を求めますが、これも孔明の采配により敗れます。

万事休すとなった魏は追放処分していた司馬懿を引き戻すことを決意します。

司馬懿は魏軍を率いて蜀にあたります。

街亭の戦いでは蜀の馬謖が兵を率いますが、自らの才に溺れ、蜀は大敗します。

第二十六回 街亭の戦いの巻から学ぶ人生訓

司馬懿に学ぶ

魏には蜀の孔明の攻撃を防ぎきれる人材がいません。

そこで遂に司馬懿に白羽の矢が立ちます。

司馬懿は電光石火の速さで兵を準備して蜀と対峙します。

孟達の謀反の企ての際も、すばやく対応し、謀反の計画の火を迅速に消します。

司馬懿が魏軍を動かしたことで、一気に形勢が逆転したのは見事でした。

また、これまで勝ち続けた孔明も司馬懿の台頭で、これまでのようにいかなくなったと感じるようになり、正にこれからは司馬懿vs孔明の構図が出来上がります。

孟達に学ぶ

魏の新城の太守を任されていた孟達は、蜀軍の勢いを感じ、蜀に降ることを決断します。

元々孟達は蜀の人だったけれども、関羽を見殺しにした件で魏に降っていました。

孟達は蜀と内通して、魏を攻めることを決断しますが、申耽と申儀に内通のことを司馬懿に知らせたことで計画は失敗し、孟達は殺されます。

孟達という人は情勢などに応じて態度をコロコロ変える点がまず、いただけないですね。

また、申耽と申儀に蜀に降ることを伝える場面も、もう少し慎重にやるべきだったのではないかと個人的に思いました。

それから、自尊心と猜疑心が強いという性格も垣間見せました。

魏の司馬懿が孟達を攻めた際に、徐晃が亡くなったのは残念でした。

馬謖に学ぶ

孔明からも多くのことを学んで、目をかけられていた馬謖は自分の才知に溺れてしまいました。

街亭の戦いで、馬謖は山に陣を構えることで、水攻めに遭い大敗北をしてしまいます。

どんなに有能な人でも人の話を聞かなくなったらおしまいということですね。

独善的な態度を取り出すと大抵うまくいかなくなるのが人生というものですね。

馬謖は自信もあったでしょうが、その反面、功を焦っていたのかもしれないですね。

戦後、馬謖はその才を惜しまれながらも、死罪に処されます。

蜀としても大きな痛手だったと思います。

王平に学ぶ

王平は街亭の戦いで馬謖が山に陣を張ることに関して、厳しく諫言しましたが、馬謖は聞き入れません。

仕方なく、王平は自分たちの兵だけは平地に陣を構え、これが最終的には功を奏します。

孔明が慎重な王平を重用したのも頷けますね。

司馬昭に学ぶ

司馬懿の息子、司馬昭は蜀軍の馬謖が山に陣を構えていることを見て、瞬時に攻略できると判断します。

司馬昭の判断は正しく、魏の司馬懿軍は一気に馬謖を叩くことに成功します。

司馬懿が司馬昭のことを『麒麟児』と言ったのもあながち嘘ではない活躍ぶりでした。

孔明に学ぶ

孔明は街亭の戦いで馬謖を用います。

しかし、馬謖を用いたことに対して、何やら不安な気持ちも隠し持っていました。

おそらく孔明も馬謖が少し天狗になっていると感じていたのかもしれないですね。

結局その不安は的中し、馬謖は大敗し、蜀の魏軍討伐は果たせませんでした。

孔明は『泣いて馬謖を斬る』で有名なように、馬謖を惜しみながらも斬り、自らも彼を贔屓目に見て用いたことに反省し、その後丞相の地位を返上します。

また、司馬懿が街亭に勝ち、孔明のいる西城に大軍で攻めて来た際に、孔明は慌てず騒がず四門を開けて、琴を鳴らし孔明が策があるように司馬懿に思い込ませます。

見事にこの策は成功し、司馬懿は退却し、事なきを得ました。

しかし孔明にしては、リスクのある策だなとも感じました。

孔明も司馬懿の登場でこれまでのような快勝とはいかなくなったと実感したはずです。

趙雲に学ぶ

趙雲は劉備亡き後、主が変わっても蜀の大将として変わらぬ安定感のある活躍ぶりを見せます。

蜀軍が魏に敗れて退却する際も、ひとり殿(しんがり)を務め見事に大役を果たします。

孔明はその活躍に褒美を与えようとしますが、趙雲は戦に負けたのに恩賞を貰うのはおかしいと、それを固辞します。

趙雲の凄さは、このような場面からも垣間見られますね。

まとめ

この巻の見どころは、司馬懿の台頭と馬謖の失敗に尽きますね。

司馬懿が出てきたことで、孔明が自由に采配を振るうことが困難になってきました。

また、孔明が目をかけていた馬謖も『生兵法は大怪我のもと』の通り、自分の頭の良さを信用しすぎて失敗してしまいました。

このことから、人生はどんなに頭が良くても、うまくいっていても、どこでどんでん返しがあるかわからないので、謙虚に真摯に生きていかないといけないということがわかります。

(前の巻)出師の表(25)

(次の巻)陳倉の戦い(27)

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にちこれブログについて

にちこれブログを書いている人

筆者:40代男 一児の父

居住:福岡県

20代前半にアジア一人旅(4ヶ月)をしました。その時滞在した国は11カ国。その後、2001年から海外移住(タイ)生活を3年半ほど経験。伸び盛りのアジアの国々を肌で体感しました。ウェブのことは2001年から友人のドイツ人の家に入り浸って習得。趣味はテニスです。

ITを使った在宅ワーク(物販・コンテンツ制作・ITサポート)を始めて10年以上になります。

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