漢室の風雲(2)- 横山光輝・漫画 三国志から学ぶ人生訓

Facebook にシェア
Pocket
LINEで送る

名著・漫画・横山光輝の三国志を読んで、個人的に得た人生訓を書いています。

漢室の風雲のあらすじ(簡略)

十常侍の暗躍で、漢の帝は傀儡化。

劉備たちも、漢の悪政のために、更に苦しい立場に立たされます。

十常侍に賄賂を贈らなっかた、皇甫嵩や朱儁将軍などは将軍職まで剥奪されます。

漢の霊帝亡き後、十常侍は協皇子を立てることしますが、怒りに任せた何進が宮中に攻め込み、数人の十常侍を殺害。

何進の妹、何后は十常侍を助けるよう求め、帝の母である董太后を殺すよう助言。

漢朝400年の歴史は瓦解し始めます。

第二回 漢室の風雲の巻から学ぶ人生訓

十常侍に学ぶ

自分たちの保身のためだけに生きる高官たち。

悪い情報は帝に入れずに、自分たちに都合のいい情報だけを垂れ込むという点では、弱体化する組織によくあるパターンですね。

帝に悪い情報を入れる忠義の者を抹殺するシーンなどはその典型。

督郵(とくゆう)に学ぶ

名前ではなく、官名です。

劉備が警察署長に就いた時に、見回りにきた役人。

虎の威を借りる役人のふてぶてしい態度や、賄賂の要求などを見ると組織が完全に瓦解していたことがわかりますね。

劉備・関羽・張飛に学ぶ

督郵の態度に我慢に我慢を重ねていたが、賄賂を送ってまで警察署長にしがみつくことについて三人で真剣に考え、住むべきところを間違えたと悟り、安喜県を飛び出します。

また芙蓉姫に再会した劉備が恋に溺れるが、当初の志を曲げないために、その恋を諦めたシーンも心打たれます。

ここでも志の高さが大切だとわかります。

何進に学ぶ

洛陽の肉屋の何進(かしん)は美しい妹(何后)のおかげで、大将軍に任命されます。

しかし、曹操のような状況や機を見る力がなく、器以上の役職に就いたために、十常侍に暗殺される憂き目にあいます。

乱世にあって、兵法も知らなかった点も殺される要因となった。

董卓に学ぶ

董卓(とうたく)はとにかく野心家で、手段を選ばない人という印象ですね。

宮廷の乱れに乗じて、力を手にすると、その力で他を圧倒し、陳留王(何后の子)を帝にし、傀儡化。

有無を言わさない強引さが、後々、他の反感を買うことになる。

野心だけ持ちあわせ、志に欠けていた人物と言えるかもしれないですね。

李儒に学ぶ

李儒(りじゅ)は有能な人物だけれども、董卓に好かれることで、身を立てることを選んだという点では、正しい理念や志より実利を選んだ人と言えますね。

呂布に学ぶ

勇猛さでは右に出るもののいない呂布だが、残念ながら、思慮に足りない単純な性格のために、世話になった丁原を殺し、董卓に上手に利用されてしまいます。

思慮深くなることの大切さと、同じようなタイプの人の接し方がわかります。

曹操に学ぶ

曹操の機を見る力、的確な状況判断力がこの章にも現れています。

宮廷内の乱れを見て、乱世になることを予見します。

また、曹操は決断力と行動力など頼りになる部分が多く、周囲を惹きつける魅力があった。

人相見の許劭(きょしょう)には「乱世の奸雄」と言われる。

また、運の良さとしては、董卓暗殺に失敗して逃亡するが、兵に捕らえられて、陳宮に差し出されます。

曹操の志を聞いた陳宮は、曹操と共に行くことを決意します。

ここでも、志が人を動かした好例ですね。

助けてくれた呂伯奢を殺すなどの、冷徹な部分も見られるが、これも決断力とも言えないこともないですね。

また、いい兵を集めるために、大げさな檄文を作るなどの点も天才のなせる業ですね。

陳宮から学ぶ

曹操を捕らえた陳宮だったが、曹操という人物に心動かされます。

しかし、陳宮は、曹操のそのあまりの冷徹さに暗殺を図ろうと考えるが、乱世にはこのような人物も必要と、思い留まります。

ある意味においては、人と情勢を見る目があったとも言えるかもしれないですね。

まとめ

宮中の乱れから始まった漢朝の混乱から色んな人間模様が見えてきますね。

それぞれの人物の思惑や野心がからみ合って、大変見苦しい章だと感じますが、人間の心の機微をよく映していると思います。

(前の巻)桃園の誓い編(1)

(次の巻)董卓討伐軍(3)

Facebook にシェア
Pocket
LINEで送る

にちこれブログについて

にちこれブログを書いている人

筆者:40代男 一児の父

居住:福岡県

スポンサーリンク







フォローする

スポンサーリンク